気象庁は10日、南米ペルー沖の海面水温が下がり、異常気象の原因となる「ラニーニャ現象」が依然、継続中との監視速報を発表した。冬の間から来春にかけて終息に向かうとみている。ラニーニャ発生時の冬は、北日本(北海道、東北)を除き低温となる傾向がある。10日発表の向こう1カ月の予報では、西日本(近畿―九州)中心に平均気温が平年より低いと予想しており、ラニーニャが一因とみている。