大麻の陽性反応が出て日本相撲協会を解雇されたロシア出身の元露鵬関、元白露山関の兄弟が、「薬物検査や解雇手続きに問題があった」として伊勢ノ海親方(元関脇藤ノ川)ら協会3人に計1億円の損害賠償を求めた訴訟の判決で、東京地裁は10日、請求を棄却した。安浪亮介裁判長は「精密検査で2人の尿が使われたのは間違いなく、検査の手続きが公正さや適正さを欠いたとはいえない」などと指摘した。