茨城県で67年に起きた強盗殺人の「布川事件」で、無実を訴えながら無期懲役が確定、服役した桜井昌司さんと杉山卓男さんの再審第6回公判が10日、水戸地裁土浦支部であった。弁護側が最終弁論で「43年にわたり一貫して無実を叫び続けてきた2人に、完全無罪の判決を」と求め、結審。判決は来年3月16日に言い渡される。事件と2人を直接結び付ける物証はなく、「自白」や目撃者の証言が争点。