「石垣市の行政区域なのに、市議がなぜ上陸しては駄目なのか。それが不思議だ」―。沖縄県尖閣諸島の南小島に上陸し、10日夜、石垣島に戻った仲間均、箕底用一両市議は口をそろえた。

 2人は胸に「石垣市議会」と書かれた白いポロシャツ姿で下船。ポロシャツについて箕底市議は「市議としてシャツを着て堂々と上陸したいとの考えがあった」と話した。

 南小島の印象について同市議は「ものすごくいい島。観光客の呼び込みもできたらなあと、新たな発想も生まれた」と軽やかに語った。

 今後同諸島にまた行くのかとの質問に対して、仲間市議は「市の行政区域だから誰がなんと言おうと行く。必ず上陸する」と言い切った。